作品のキーワード
- それでも歩は寄せてくる: 山本崇一朗によるラブコメ漫画作品。
- 将棋部: 田中歩と八乙女うるしの高校生活が繰り広げられる舞台。
- 北尾まどか: 女流棋士で、本作品の制作において監修協力を行った。
- 次にくるマンガ大賞: 本作品がコミックス部門第3位を受賞したマンガ賞。
あらすじやストーリーの展開について
将棋部青春ラブコメディの傑作!
TVアニメ「それでも歩は寄せてくる」とは、山本崇一朗氏による日本の漫画作品である。本作は、「週刊少年マガジン」にて2019年14号から連載されており、将棋部を舞台に、田中歩と八乙女うるしの高校生活を描いたラブコメディである。キャッチコピーは「この恋、詰むや詰まざるや……?」であり、話数表記は「第○局」となっている。
本作は、作者のTwitterアカウントにおいて、1話4ページの形式で不定期に投稿されていた無題の漫画が原案となっており、2019年2月26日に「週刊少年マガジン」での連載とタイトルが発表された。女流棋士の北尾まどか氏と、株式会社ねこまどが監修協力を行っている。
「次にくるマンガ大賞2020」コミックス部門第3位を受賞し、2022年7月時点で累計発行部数は150万部を突破している。2022年7月から9月までテレビアニメが放映された。
第1話「センパイは可愛いので」では、将棋部に入部した初心者の田中歩が、自称将棋部部長の八乙女うるしと2人きりの部室で駒音を響かせている。歩は、うるしに勝ったら告白することを心に誓う。うるしは歩に自分への恋心を認めさせようと奮闘するが、反撃にあって赤面してしまう。今日も盤上と盤外を舞台にした2人の駆け引きと攻防が繰り広げられる。
登場人物やキャストについて
映像楽しミンのレビュー

面白さ 29点
主人公×歩兵のタイトルが好感度高!第1話から良作の雰囲気だが、唯一の欠点は最終話…
主人公(男)の名前と、将棋の駒の一つである歩兵がうまく組み合わさったタイトルにまず好感が持てる。第1話を観ればタイトルと登場人物の名前、物語構成などがスッとなじんでくるあたり良作の雰囲気が漂う。
1話開始初っ端からメインの登場人物二人の好感度はマックス状態から始まり、どのように面白くなっていくのかと若干の不安は感じたが、そんなことは微塵も気にする必要なく物語は面白く進行していった。
ただ一つ、そんなよく出来た作品なのに
最終話だけがクソ…
恋心に気付くヒロインのエピソードや、告白を掛けた将棋での最終決戦など
そのどれもが、今までの良い雰囲気をぶち壊すような雑っぷり。もう少しマシなエピソードはなかったのかと悔やまれるばかり。
途中までの作りが良かっただけに、ガッカリ感も強く残ってしまう、残念な良作と言える。
まとめ
ラブコメで胸キュン!『それでも歩は寄せてくる』アニメ化!
山本崇一朗氏によるラブコメ漫画のアニメ化。主人公である後輩男子の田中歩が、先輩女子の八乙女うるしにアプローチするストーリーで、男女の主導権が逆転している。うるしの表情が豊かで可愛らしいとされる。
また、「主題歌で踊るアニメは良作の法則」に従っており、原作は山本宗一郎氏の好きな作品であるが、アニメのクオリティは中の中か中の下と評価されている。特に作画や背景CGの使い方に難があり、山本宗一郎氏のファンとしては残念だという。
しかし、第8話の作画はラブコメとして素晴らしい出来であると評価されており、見る価値があるとされる。最後には、料理の味は完璧だけど髪の毛が入っていたような、素敵な彼女が欲しいというエピソードがつづられている。

コメント