どんな作品?
極限の状況で繰り広げられる、トラックドライバーたちのサバイバル・ストーリー。『冷たい湖面を走り抜けろ』
監督はジョナサン・ヘンズリー、主演はリーアム・ニーソンとローレンス・フィッシュバーンなど。
物語は、凍った湖面をトラックで激走する危険な仕事に挑む5人の男女を描いている。主人公のマイクと弟のガーティはトラックドライバーと整備士であり、マイクは仕事が長続きしないという理由で解雇された。しかし、マイクとガーティは高額の報酬でトラックの輸送仕事に雇われる。この仕事は、カナダ北部マニトバ州の鉱山で爆発事故が起こり、坑道に26人が閉じ込められているという事情から行われた。しかし、仕事の途中、事故が発生し、リーダーのジムが死亡する。
その事故は人為的なものだと騒がれるが、実際は保険会社のアクチュアリーのバルネイが仕組んだものだった。最後にマイクたちは追っ手を逃れ、坑口装置を鉱山に送り届けることに成功した。
映像楽しミンのレビュー
「超」雑なエピソード展開! アクション・パニック映画としては期待外れ! 失望感マックス!

面白さ 4点
冒頭のつかみの部分はアクション・パニック映画としては申し分ないのだが、いかんせん
一つ一つのエピソードの見せ方が「超」が付くほど雑!
アイスロードに突入して真っ先に死ぬのがボス的な存在の人物。しかもワイヤーが足に絡まって水没という間抜けっぷり。アイスロードを熟知したモノという設定の人物が、こうもあっさり召されるのはいただけない。
悪役に襲われ、主人公の弟が猛スピードのトラックから投げ出されても主人公はほぼ知らんぷり。弟は元軍人という設定なので強いかもしれないが、そりゃないだろ…的なエピソードなど、全てのエピソードが取ってつけた演出の繋ぎ合わせのため、一つの作品としておかしなことになっている。
キーワードや小物など、エンディングではほぼ全てを回収していて、纏まっているといえばまとまっているのだが、そこにたどり着くまでの道筋が雑すぎて共感ポイントはゼロに等しい。
アクションシーンではクドいくらいスピード感のないトラックのドリフトを観せられ、ドライビングテクニックがピカイチという設定の主軸キャラクターのドライビングテクニックが披露されることは最後まで無く、さらにそのキャラクターの運転がイマイチで一人死ぬという始末…。
冒頭の10分が期待させられただけに、失望感のパラメーターはマックスに近づくまで振り上がる作品と言える。
この映画の総評は?
リーアム・ニーソン主演、危険な氷の道を走り抜け、人命救助!
この作品はリーアム・ニーソン主演のレスキューアクションで、ダイヤモンド鉱山地下に閉じ込められた作業員を救うため、大型トラックで危険な氷の道を走り抜けるドライバーたちの物語を描いています。リーアムが演じるトラックドライバーは一般人で、無茶苦茶なアクションはなかったが、力持ちです。弟のガーティが印象的で、PTSDと失語症を患った退役軍人であり、このミッションは彼がいなければ成功しなかったでしょう。女性ドライバーのタントゥも良かったとされており、アンバー・ミッドサンダー演じる役も同じくネイティブ・アメリカンで、注目されると予想されています。一方、敵味方含めてほとんどのキャラクターが死ない展開だが、ローレンス・フィッシュバーン演じるドライバーのボスが早々に退場している点も印象的でした。最終的には犯罪集団と戦う展開になっていて、予想していたアドベンチャー要素が強い物語とは異なり、残念だと評されています。
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