どんな作品?
売国する王子が、思わぬ展開で稀代の名君へ!『天才王子の赤字国家再生術』
「天才王子の赤字国家再生術〜そうだ、売国しよう〜」は、鳥羽徹によるライトノベルで、SBクリエイティブのGA文庫から刊行された。この作品は、「このライトノベルがすごい!」2019年版の新作部門で4位を獲得し、2020年2月時点でシリーズ累計発行部数は25万部に達した。
物語は、弱小なナトラ王国の王子であるウェインが、急病の父王に代わって国政を任され、自国の貧弱な状況から脱出するため、他国に国を売り払おうとするが、思わぬ展開に巻き込まれて稀代の名君として国内外で声望を高めていくというものである。この作品は、えむだによるコミカライズやテレビアニメ化もされており、注目を集めている。
映像楽しミンのレビュー
緻密なストーリー展開とリアルな死亡シーン!『天才イケメン王子』は、リアル志向のあなたにおすすめです

面白さ 30点
こういった作品では、主人公が有能すぎて無血開城的な結末が多いが、この作品ではきちんと登場キャラクターが死ぬ場面ではキチンと死ぬところが良し。
無理やり状況を捻じ曲げてちょっとした手傷を負わすぐらいで済んでしまう戦争モノよりは、自然な流れで死ぬキャラクターが死んだほうが物語に没頭できるというものだ。
主人公がイケメンの天才設定なのでハーレム感満載の作品なのかと思いきや、その部分に関してはハーレムなのだが抑え気味に描かれておりクドくない。
全体的によく出来ている作品で、シーズン2があるなら、ぜひ視聴してみたい物語である。というか、ようやく主要な登場人物が揃ってきたところなのでシーズン2ありきだと思っている。
因みに、内政を描いている部分が主軸になっている作品なので、戦闘シーン(戦闘服)に期待してはいけない。そのかわりに、それ以外のシーンでのファッションは秀逸である。
このアニメの総評は?
驚きと複雑さが織りなす王道ファンタジーアニメ!
この作品は、最初は面白かったが、最終回に近づくにつれてごちゃごちゃしてきたという評価があります。人が予想よりも多く死ぬため、戦争での人間の死に慣れたアニメ視聴者でも驚かされることがありました。主人公は王子で、彼の運がすべてうまくいっているように見えました。
世界設定は細かく作り込まれており、各国の立場や思惑が入り組んで複雑な問題を解決する主人公の姿が描かれていますが、登場人物が多く覚えづらかったという指摘もありました。
最終的には、ファンタジーのご都合主義アニメではなく、意外と人が死ぬ場面もある残酷な一面を持つ作品であることがわかりました。
小説はまだ完結しておらず、もし2期があれば復習が必要になるでしょう。
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