【面白さ 31点】言の葉の庭

言の葉の庭 アニメ

どんな作品?

8割のシーンが雨の中、新海誠監督が描く透明感溢れるアニメーション

「言の葉の庭」は、新海誠監督のアニメーション映画で、2013年5月31日に公開された。新海の5作目の劇場用アニメーション映画で、恋愛をテーマにした作品であり、『万葉集』を引用している。雨が物語の重要な要素であり、約8割のシーンが雨の中で構成されている。2013年5月31日より日本全国・台湾・香港・中国大陸で同時公開され、劇場限定でBlu-ray Disc・DVDの先行発売が行われている。当初は劇場公開する予定はなかったが、最終的には劇場公開されることになった。

物語は、高校生のタカオは靴職人を目指しており、雨の日の午前中には授業をサボって庭園で靴のデザインを考えていた。ある日、梅雨入り前の雨の日にベンチでチョコレートをつまみにビールを飲む女性ユキノに出会い、タカオは彼女に興味を持つ。

梅雨が本格的になり、2人は雨の日の午前中だけの交流を始め、タカオは靴職人になる夢を語り、ユキノはタカオの作る弁当の料理に味を感じるようになる。ユキノはタカオに「靴作りの本」をプレゼントし、タカオはユキノのために靴を作ることに決め、彼女の足を採寸する。夏休みに入り、タカオは靴の製作費を稼ぐためにバイトに明け暮れるが、ユキノはいつもの庭園で過ごし、その後2人は逢わなくなる。

夏休みが終わり、タカオはユキノが古文の教師だったこと、そして生徒たちの嫌がらせによって退職に追い込まれたことを知り、首謀者の相沢に会いに行くが、彼女の取り巻きに返り討ちにされて顔面に怪我を負う。後日庭園で再会した2人は雨に遭遇し、ユキノのマンションで避難することになり、心休まるひと時を過ごす2人は幸せを感じるが、タカオから自身への好意を告白することはできなかった。

映像楽しミンのレビュー

プロモーションムービーで全てを見せられてしまった青春映画

言の葉の庭

面白さ 31点

【面白さ 50点】秒速5センチメートルを制作した新海誠監督の短編アニメ。

「あの人にとって15の俺はきっと…ただのガキだということ」

「27歳の私は、15歳の頃の私より、少しも賢くない…」

などの、青臭い青春をイメージする言葉に抵抗のない人ならば楽しめる映画。

雨の日本庭園が舞台になっていて、その映像美は言うまでもなく最高なのだが、当作品のプロモーションムービー「『言の葉の庭』 予告篇 “The Garden of Words” Trailer – YouTube」が全てであり、それ以上も、それ以下もない作品なのが残念なところだ。

プロモーションムービーを観て、それ以外に何か面白い要素が隠されていると思うのは普通で予告編とはそういうものなのだが、この作品に関しては

プロモーションムービーで全て観せてしまっている。

なので本編を観ていると、「ここまではプロモーションムービーでやってたな。次は…!」という感情が巻き起こったところで、当然のことながらプロモーションムービーで全て観せているのでそこで終わりである。

変に予備知識を持って視聴すると損をする作品なのかもしれない。

このアニメの総評は?

内に抱えた想いが、心地よい雨となって降り注ぐ。感動の物語『言の葉の庭』

映画「言の葉の庭」は、人々が内に抱えた悩みや苦しみを抱えながらも、平常心を装って生きていることについての作品である。自分の心情を言葉にすることの難しさが、人生の難しさでもあると感じさせる。

また、物語の中で透明感溢れる作画が一新されており、青春期の複雑な心情と大人の心情を描いている。観ると心地よく、何度も観たくなる作品である。

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本ページの情報は2023年1月時点のものです。最新の配信状況は(U-NEXT・DMM・ABEMA)各サイトにてご確認ください。

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