【面白さ 25点】アウトポスト

アウトポスト 映画

この作品のキーワード

  • アフガニスタン戦争 – 映画は、アフガニスタンの戦闘が舞台となっています。
  • アウトポスト – 映画のタイトルにもなっているこの単語は、軍事基地の周辺地域のことを指します。映画では、アメリカ軍が設置したアウトポスト・ケイボットを中心に物語が展開します。
  • パンジシール渓谷 – 映画では、この地域にあるアウトポスト・ケイボットが、タリバン勢力によって攻撃されます。
  • 現実に起きた出来事 – 映画は、実際に起きたアフガニスタン戦争中の出来事をもとにしています。アウトポスト・ケイボットへの攻撃も、実際に起きた事件です。
  • 戦闘描写 – 映画は、アフガニスタン戦争中の激しい戦闘描写が特徴です。映画は、戦闘シーンが多数含まれており、リアリティの高い戦争の様子が描かれています。

どんな作品?

「アウトポスト」とは、アフガニスタンのウォンドの谷にあるアメリカ軍の陣地を舞台にした実話を基にした戦争映画です。

2012年のアフガニスタンでの出来事を描いており、米軍のアウトポスト「カイヨワ・バンケル」がタリバン武装勢力による攻撃を受ける様子が描かれます。主人公の1人である陸軍軍曹のクリント・ロミシェは、指揮官であるキャプテン・ヨストに戦況の危険性を訴えますが、指揮官からは聞き入れられず、戦いに挑むことになります。

戦闘シーンは迫力があり、臨場感があります。また、兵士たちの人間模様や心理描写も丁寧に描かれており、非常に感情移入しやすい作品となっています。

主演は、オーランド・ブルームやスコット・イーストウッド、カレン・ギランなどが務めています。監督はロッド・ラリーです。

アメリカ軍の実話を基にした戦争映画であるため、非常にリアルであり、またアフガニスタン戦争を知る上での貴重な映画としても注目されています。

映像楽しミンのレビュー

勇敢な兵士たちの地獄の生存戦略を迫力ある映像で描く

アウトポスト

面白さ 25点

戦争モノで実話系というだけで視聴する層はかなり限られそうである。

まず、戦争ものということで登場人物がかなりい多い。

さらにみんな同じ戦闘服を着用しているので見た目の区別がつかないので、誰がどこにいて、いったい何の役職なのかは、ほぼ、わからないと言っていい。

それは戦争映画で多人数を描いているため、ほとんどの戦争映画でおこる現象なので気にはならない。

が、

この映画の根幹部分でもある、米国史上最悪の激戦を描いたこの映画の舞台の「絶望的な立地条件」が全く伝わってこない。

非常に重要な部分にも関わらず、

「この場所は周りを崖で囲まれた谷になっていて、マジでやべぇ…」

の一言で済ます始末。

多少でも軍事作戦的な知識がある人が聞いたら、そのヤバさがわかるのかもしれないが、そのような知識がない人には、この言葉を聞いてもピンとこないし、さらに映像からもヤバさが伝わってこない。

登場人物たちが置かれた状況も把握できないまま戦闘が始まり、さらに登場人物の多さから、誰が誰だかもうろ覚えのまま話は進んでいき、そして最後に実際の生存者のインタビューを見せられても胸に来るものは皆無。

戦闘シーンは迫力があり、見ごたえはあるが…。

この映画の総評は?

まず、多くの方が指摘されているのが、戦闘シーンの迫力や臨場感です。特に、アウトポストがタリバンの攻撃を受ける場面では、緊迫感が非常に高まり、戦争の恐ろしさを実感させられます。また、実際のアフガニスタン戦争の様子を知らない方にとっても、その恐ろしさや現実感を伝えることができるでしょう。

一方で、多くの兵士たちが命を落としてしまうことも描かれており、それを見た観客たちは、戦争がどのようなものであるか、それが人間にもたらす悲惨な結果を改めて考えさせられます。また、兵士たちの人間模様や心理描写も描かれており、戦争がもたらす人間の苦悩や心の傷も伝えられています。

さらに、映画の終盤で描かれる、生き残った兵士たちが戦友たちのために慰霊碑を建てる場面は、非常に感動的でした。命を落とした兵士たちへの哀悼の念や、戦友たちへの思いやりが伝わってきます。この場面は、戦争映画の中でも非常に印象的なシーンの1つとなっています。

また、映画の演出や音楽なども高く評価されています。戦闘シーンのカメラワークや編集は、臨場感を増すために非常に工夫されており、映像美も非常に高い水準です。さらに、クライマックスのシーンで流れる音楽も非常に素晴らしく、感情移入する上でも大きな役割を果たしています。

ただし、中には「アウトポスト」の映画自体は良かったが、実際のアフガニスタン戦争に対する批判的な意見もありました。アフガニスタン戦争自体が疑問視されている中、この映画が戦争を肯定しているように見えるという意見です。しかし、実話を元にしている以上、映画はあくまでも、戦争がもたらす悲惨さや人間の苦悩を伝えることが主眼であるということを忘れてはなりません。

また、映画の中で描かれる兵士たちの人間模様や心理描写についても、様々な感想や評価がありました。一部の方は、兵士たちが持つ固定観念や先入観について、もう少し掘り下げて描いてほしかったという意見がありました。一方で、他の方は、兵士たちがどのようにして戦争に臨んでいるか、彼らの人間的な側面を描いたことが、映画の魅力の1つだと評価しています。

最後に、この映画を観た方々から多く寄せられていたのが、「実話に基づく作品であることが感動を増幅させた」という意見でした。実際にあった事件を映画化したことで、映画に対する感情移入がより強くなり、また、現実の戦争に対する考え方も改めて問われることになったようです。

以上のように、映画「アウトポスト」には、戦争がもたらす悲惨さや人間の苦悩、そして兵士たちの人間模様が描かれています。また、演出や音楽についても高い評価が寄せられています。ただし、戦争に対する批判的な意見もあるため、それを踏まえた上でこの映画を見ることが必要です。実話を元にしているため、映画が肯定的に捉えられることもありますが、それ以上に、戦争の悲惨さや人間の苦悩を伝えることが目的であることを忘れないでください。

コメント

本ページの情報は2023年1月時点のものです。最新の配信状況は(U-NEXT・DMM・ABEMA)各サイトにてご確認ください。

タイトルとURLをコピーしました