【面白さ 93点】スワロウテイル

【映画】スワロウテイル 映画

この作品のキーワード

  • スワロウテイル:1996年に公開された岩井俊二監督の日本映画。
  • 無国籍風な世界観:登場人物達が日本語、英語、中国語を話す。
  • 種田陽平:美術を担当し、架空の街を視覚的に表現した。
  • 映倫のR指定:小学生が偽札を行使するシーンが問題となり、規制された。
  • YEN TOWN BAND:作中のバンド名義のサウンドトラック『MONTAGE』が発売された。

どんな作品?

言語や美術、ロケ地も多様な異国情緒あふれる作品!岩井監督が描く移民たちの人間模様に惹き込まれる!

「スワロウテイル」は、1996年に公開された日本映画で、岩井俊二監督が手がけた作品です。物語は、架空の歴史をたどった日本の街を舞台に移民達を描いており、日本語、英語、中国語を混ぜた言語を話す無国籍風な世界観が特徴です。美術もその世界観に合わせたもので、ロケ地も海外・日本など様々な場所が使われました。作品内で小学生が偽札を行使するシーンが問題となり、映倫のR指定となったという経緯があります。物語は、円都と呼ばれる街に住む外国人労働者たちが、偽札を作って一攫千金を狙う物語です。

映像楽しミンのレビュー

世界観が独特で「一度観ただけでは面白さがわからない」

スワロウテイル

面白さ 93点

100点満点をつけたい作品なのだが、世界観が独特すぎて「一回見ただけではよくわからない」という点で若干のマイナスポイントになっている。

現代日本に似た架空の舞台設定。登場キャラクター個別に視点をあてた個々のストーリー。その個々の物語が一つに集結していく群像劇。日本語だけではなく、外国語も交えた会話シーンなど、そのどれもが独特ですんなりとは脳に入ってこない。

つまり、最初の視聴では

「意味が解らなくてつまらない」作品

になっている可能性がとても高い映画なので、

一度観たことがあって、つまらないと感じた人は、もう一度観てみることを強くおすすめする。

二度目の視聴の際には、あなたの心にグッと押し寄せる「スワロウテイル」が光り輝いているはずだ!

また、主題歌も作品の色に合った楽曲になっていて、やはり映像と音楽が噛み合わさった時に名作は生まれるのだなと心の底から思う会心の一作。

この映画の総評は?

移民たちのアイデンティティを描く感動社会派映画!

『スワロウテイル』は、1996年に公開された岩井俊二監督による日本映画です。物語は、架空の歴史をたどった日本の街を舞台に、移民達の姿を描いています。その世界観は、日本語、英語、中国語を混ぜた無国籍風で、美術もその世界観に合わせたものが用いられ、ロケ地も海外・日本など様々な場所が使われています。

この映画は、異文化や外国人労働者の生活を描いたものであり、そのテーマは現在でも非常に重要なものであると感じます。移民として生きる人々が、自分たちのアイデンティティを模索しながら生きていく姿が描かれています。また、作品内で小学生が偽札を行使するシーンが問題となり、映倫のR指定となったという経緯もあるため、社会問題としても興味深い作品です。

ストーリーの展開には緊張感があり、最後まで目が離せません。特に、移民たちが抱える悲しい過去や、将来に対する不安など、感情的な部分が強調されているため、物語に感情移入しやすいと感じました。また、作品中に使用される音楽も、物語の世界観に合わせた素晴らしいものであり、映像と音楽が一体となって、感情を盛り上げてくれます。

『スワロウテイル』は、移民たちが抱える問題を描いた社会派映画であり、そのテーマが非常に重要なものであるため、現在でも見るべき作品であると思います。また、作品内には多くのシーンがあり、それぞれに重要な意味が込められているため、何度も見返して、深く考えることができる作品だと感じました。

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本ページの情報は2023年1月時点のものです。最新の配信状況は(U-NEXT・DMM・ABEMA)各サイトにてご確認ください。

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